「ニコニコ本陣スタッフ通信」vol.16
新しい価値との邂逅、
こんにちは、道の駅日光、ニコニコ本陣の直林です。
道の駅に併設する公共施設「ニコニコホール」の企画を考えるとき、つい自分が知っている範囲で考えがちになったりします。人は知らないことに興味を持たないし、そもそも知らなければ、出会う機会にも巡り合うことはないでしょう。
ホールの事業に携わることの利点は、様々な新しい価値との出会いがあることです。
事業を企画するために、様々な事例にあたります、また、企画を生み出すためにより多くの人と会い、新しい知識を得て、新しい価値に触れる機会を得ることができます。
たぶん、その多くは、この事業に関わることがなければ出会うことがなかったものでしょう。
人は自分が知っているものしか見えないと言いますが、知っているものが増えるということは、より多くのものが見えるようになる、ということなんだと思います。
この経験から、僕は、地域の公共ホールの役割には、地域の人々に多様な文化芸術を提供し、新しい価値との出会いを作り出すことがとても大切だと考えました。
それは、まさに自分自身がもっとも感じたことでした。
一方で、新しい価値との出会いを作ることは、とても難しいものでした。
当たり前ですが、人は知らないことには、なかなか興味を示してくれません。
でもきっと、その出会いを作ることが、地域のホールの一番大切な仕事なんだと思います。
僕たちが施設を運営して5年、
どれだけ地域に新しい価値との出会いを作ることができたのかわかりません。
咲いたら良いなと思う花の種を、これまで蒔いてきました。
地域のホールが、地域とって本当に必要な場所であるためにも、これからも新しい価値との出会いを作っていきたいと思います。
今日もニコニコ本陣にお越しいただきありがとうございます。
12月18日は、ニコニコホールで「浪曲」の公演をやります、観に来てくださいね。