【スタッフブログ】vol.43「日光茅ボッチの会」(なおさん)

「ニコニコ本陣スタッフ通信」vol.43

日光茅ボッチの会、

こんにちは、道の駅日光、ニコニコ本陣の直林です。
さて、「茅ボッチ」ってご存じですか?
秋に、茅や草を刈り取り束にして干したものを「茅ボッチ」と呼んでいます。
以前は多くの里山で見られた秋の風物詩でした。

そんな茅ボッチを見に、以前、土呂部に行ってきました。
さて、「土呂部」なんて読むかわかりますか?

「どろぶ」と読みます。
日光市の北部にある山間の集落で、関東で一番寒い場所なんです。1985年1月には、なんと氷点下19.5℃を記録しています。標高は奥日光ほど高くなく、900mくらいなんです。

かつて土呂部には、集落を囲むように茅場(草原)が広がっていて、多種多様な生き物が生息していましたが、年々、茅場は放棄され、茅場の生き物は少なくなっていきました。もともと土呂部の草は、冬の牛の飼料や敷き草として利用されていましたが、需要が減り茅場も縮小していったそうです。そして2013年に「日光茅ボッチの会」が発足し、土呂部地区にかろうじて残されている茅場を維持し、減少している生き物たちを守る活動を行っています。

山の斜面にたくさんの茅ボッチが並ぶ風景は、ちょっと懐かしくも滑稽な感じがします。
でも、こうやって草刈りを行わないと、茅場はどんどん森林化し、稀少な草原性植物が絶えてしまうそうです。そして、里山の秋の風物詩でもある「茅ボッチのある風景」も見られなくなってしまいます。

人が手を入れることで保てる自然もあることを、「日光茅ボッチの会」の活動を通して知ることができました。ぜひ、秋には土呂部に茅ボッチを見に行ってみてくださいね。

今日もニコニコ本陣にお越しいただきありがとうございます。
関東で一番寒いと言われる真冬の土呂部では、ダイヤモンドダストが見られることがあるそうですよ。