「ニコニコ本陣スタッフ通信」vol.58
公共施設の魅力って、
こんにちは、道の駅日光、ニコニコ本陣の直林です。
道の駅日光の公共施設部門の運営管理を行って間もなく5年が経とうとしています。
ご存じの通り、道の駅日光はニコニコマルシェ(商業施設)とニコニコホール、そして船村徹記念館からなる複合施設です。
ところで僕たちが運営管理する「公共施設」って、そもそも何なのかを検索してみました。
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普通地方公共団体は、住民の福祉を増進する目的をもってその利用に供するための施設(こ
れを公の施設という。)を設けるものとする。(地方自治法第244条第1項)
そして、その要件として以下のような事項が挙げられます。
・ 住民の福祉を増進する目的を持ってその利用に供されていること
・ 普通地方公共団体が設置する施設であること
・ 施設の設置及び管理に関し、条例で定めること
ん?「住民の福祉?」
で、今度は「福祉」を調べてみました。
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【福祉】しあわせ。幸福。特に、(公的扶助による)生活の安定や充足。また、人々の幸福で安定した生活を公的に達成しようとすること。
なるほど、住民の幸福を増進する目的で、市民にサービスを提供する。
という理解でしょうか。
公共施設と聞くと、どうしてもその建物そのものをイメージしがちです。いわゆる「箱もの」です。当たり前ですが、箱が住民の幸福を増進するサービスを提供するわけではありません。では、誰がそのサービスを提供するかと言えば、その施設を運営管理する団体、つまり、僕たちのような指定管理者が行っています。となるとサービスの内容は運営する団体、人によってその質も変わってきます。もちろん、条例で定められる貸出業務や管理業務は運営者によって変わることはありませんが、そこに付帯するサービスというものは、やはり違いができてきます。
ハードとしての箱ものの質は、出来上がってしまった後は変えようがありませんが、ソフトとしてのサービスは関わる人によって変化します。つまり、公共施設の魅力を考える時、このソフトの部分を抜きに考えることはできないと思います。それは、これまで5年間、公共施設という「箱もの」の運営をやってきた実感です。そして、町の公共施設の魅力を育てていくのは、決して指定管理者だけでできるものではなく、市民、行政と一緒になって育てていくものなんだと思っています。
今日もニコニコ本陣にお越しいただきありがとうございます。
ここでの指定管理は今年3月までです。最後まで応援をお願いします。