「ニコニコ本陣スタッフ通信」vol.71
こんにちは、道の駅日光の堀田です。
今回は道の駅日光の雪かき事情について、
道の駅日光は日光市の旧今市地域にあり標高約395mくらいでいわゆる山沿いから山間部のエリアになります。日光の神橋付近がだいたい600mで宇都宮駅が約110mなのでまあまあ高いところにあります。
冬は雪が降り年に3~4回は雪かきが必要なくらい積もります、多いか少ないかは人によると思いますが自分は日光に来て人生初の雪かきをしてテンション上がって腰を痛めました。
道の駅日光は公共施設のため雪かきの際にも優先順位があります
まず最優先は点字ブロックと付近の通路確保、これはバリアフリー法に基づく対応で降雪中もなるべく埋まらないように頑張ります。
次にそこへ続く歩道と公共交通機関へのアクセス確保、ざっくり言うと目の前の歩道とバス停の雪かきです。道の駅日光は中心市街地活性化施設のため周辺の公共交通インフラは使えるようにしておかないといけません。
道の駅日光は広場も駐車場も通路もすべて傾斜がついています、なので坂の上に雪を貯めると夕方少しずつ溶けてそれが凍り朝にはつるつるになってしまいます。大変ですがなるべく坂の下へ雪を移動します、とくに屋台庫とニコニコマルシェの間の通路は日照時間が短いためなるべく早いうちに屋台庫側へ雪を移動しないと人間カーリング場になります。
ニコニコホールの北側の主催者駐車場付近は朝日しか当たりません、なので朝雪が降っていたら諦めて翌日に回します。でもホールや広場の利用がある場合は除雪しないと使えないため朝早くから頑張ります。にしても日光が当たらないためステージ搬入口付近へ移動し夕日が当たるのを待ちます。
広場は利用が入っていれば9時までに死ぬ気で除雪します、それでも降り続いていたらどうしようもないので利用者さんにはテントに積もった雪を落とせるように道具を預けて通路分は頑張って確保します。でもみんな一緒に雪かきと手伝ってくれたりします。
利用が無い日は放置してるといつの間にか雪だるまが居たりかまくらが出来ていたりするのでまあそれならそれで。
駐車場は積もり始めのうちはとりあえず白線と車止めが分かるようにします。ある程度積もった後は前に止まっていた車の轍などを基準にみんな停めてくれるので良いのですが、夜積もって全く線が見えない状態のときはまあ仕方ないです。
駐車場は除雪車を入れることもありますが1回6~10万かかり、作業も主要道路の除雪が済んでからになるので10cm以上積もったときだけお願いしています。
雪が止んだ次の日に大変なのが雪解け水の排水です、日中にしっかり排水して乾かしておかないとやっぱり夜凍って大変なことになります。広場や通路はインターロッキングのため溶けた分はすべて吸収されていきますが、駐車場はアスファルトのため排水溝まで水を流してあげないといけません。でも排水溝へは水と一緒に溶けた雪や氷も流れていくためすぐ目が詰まります、そして駐車場の排水溝はだいたい車止め付近にあるためそこに車が止まっていると詰りをとれないため水たまりが出来て車に乗るときにびしょびしょになってしまいます。
ちなみに楽屋横の主催者用駐車場付近は排水溝が山の上にあるためそもそも水が流れていきません。ウユニ塩湖的なきれいな写真が撮れるくらいしっかり水が溜まります。融雪剤が混ざっているので塩湖は合っているかもしれません。