「ニコニコ本陣スタッフ通信」vol.83
道の駅日光 公共施設プラニング・プロデューサー、
こんにちは、道の駅日光、ニコニコ本陣の直林です。
僕たちは、道の駅日光の公共施設部門の指定管理者を2018年4月から行なっています。日本コロムビアが運営者として関わることで、地元の方からはきっと華やかなイメージを期待されていたかと思います。また、僕たちもそのような提案をしていました。でもそれは大きな掛け違いを生みました。
地方の公共ホールでは、華やかなものを継続的に行えるほどの予算はありません。コロムビアならではのイベントを企画しつつも、地域の公共ホールとして、地域での音楽活動や文化・芸術に取り組む個人や団体との連携や協働、そして支援を行なっていくことによって地域の活性化を図っていくことが重要だと感じていました。そのためにも施設としてのしっかりとした文化政策が必要でした。
2020年4月、「道の駅日光 公共施設プラニング・プロデューサー」として坂元勇仁氏を施設に迎えました。そして『人々が行き交う 文化の遊歩道』を基本コンセプトに掲げ、新しいチャレンジを始めることになったのです。「施設に愛称をつける」「船村徹記念館のコンセプトの変革」「響かないホールの活用」「オンライン化」、そして、何よりも「スタッフの企画力をつける」ことに取り組みました。
僕たちはこの3年間でどれだけのことを実現できたのか、そして、それを届けることができたのか、それはニコニコ本陣に何かしら関心を寄せてくださった方々の判断に委ねたいと思います。コロナ禍という極めて困難な状況にあって、坂元さんが日光で活動した期間に自ら積極的に人に会い行き、対話を重ね、小さな取り組みを大切してきたかを、ずっと見てきました。
この期間、公共サービスとは何か、公共施設の果たす役割とは何か、指定管理料とは何か、について考えてきました。このことについては、このブログでもう少し考えてみたいと思います。2021年3月に年度末の振り返りのシートを作成しました。ご興味のある方はどうぞご覧ください。
今日もニコニコ本陣にお越しいただきありがとうございます。坂元さんと一緒に、この振り返りのシートを作ってから2年が経ちました。
道の駅日光 公共施設 プランニング・プロデューサー就任のお知らせ (2020年3月11日)