「ニコニコ本陣スタッフ通信」vol.89
船村徹記念館 2023年3月13日、
2023年4月から入館無料となる船村徹記念館、
今日3月13日の営業を最後に船村徹記念館はリニューアル休館となります。そして、1階にあるミュージアムショップは閉店となりました。
観光施設として、船村徹記念館は2015年に開業、
僕が着任した2018年には、すでにさまざまな課題をもった施設でした。僕たちはその課題と向き合い続ける5年間だったと思います。
多くの税金を使い公共サービスとして提供する観光施設が持つ課題とは? そもそも収支で言えば赤字になることがわかっている公共サービスを提供する価値とは?
これは指定管理者だけの課題ではなく、行政、施設運営者、市民による対話からその価値を考え、その課題に向き合う、その姿勢が大切なんだと思います。
ともすれば、答えがない問題を解く時に、わかりやすい指標だけで考えると、問題そのものを矮小化してしまう。そんなことを、今日の最終営業日に考えていました。
わかりやすさを求めることで、考え続けることを止めてしまうような気がしています。
開業して8年、コロムビアとしての運営は5年、船村徹記念館について、これまでの8年間を振り返りしっかりと総括することがとても大切なんだと思います。
僕たちは日光での事業を終えることになりますが、僕自身の振り返りとしても、船村徹記念館については考え続けたいと思います。
今日もニコニコ本陣にお越しいただきありがとうございます。みなさま5年間ありがとうございました。今夜、スタッフと一緒にささやかなお疲れ様会を行ないました。素敵な仲間たちに感謝!

船村徹記念館ミュージアムショップ