【スタッフブログ】vol.92「船村徹記念館の思い出」(赤羽ちゃん)

「ニコニコ本陣スタッフ通信」vol.92

船村徹記念館の思い出

こんにちは、道の駅日光ニコニコ本陣の赤羽です。
先日13日(月)、4月からのリニューアルオープンに向けて、船村徹記念館は臨時休館前の最終営業日となりました。

船村先生や演歌が大好き、と何度も足を運んでくださったお客様、
ずっと来てみたかったのよ、と遠くの地方から来てくださったお客様、
これまでの約8年間で沢山の方々にご愛顧いただきました。
本当にありがとうございました。

私は道の駅日光に勤めてわずか1年3か月で退職することになってしまいましたが、
記念館の業務に携わることができたこと、心より嬉しく思います。
ここでの経験と学んだことは必ず今後の人生の財産になると確信しています。

業務を行った中で特に思い出深いのは、3Dシアター「夢劇場」です。
スタッフは3Dメガネを片手に大勢のお客様の前に立ち、注意事項などのご説明をした後にお客様を劇場の中へご案内します。
私はこのような仕事は初めてで、最初は話す内容を覚えるだけでも精一杯でした。
しかし回を重ねるごとに、お客様一人一人と目線を合わせ、聞き取りやすいボリューム・スピードで、よりお客様が理解しやすい言葉でご案内が出来るようになったと思います。

上映中には登場する歌手と一緒に歌を口ずさむお客様もいらっしゃいました。
楽しそうに歌うお客様の声が劇場内に響き渡り、私はあの空間がとても好きでした。
特に、冒頭と最後に流れる「別れの一本杉」は、
心の中で眠っていたあの頃の記憶がむくっと目を覚ました方も多かったことでしょう。
船村先生の代名詞でもあり、お客様からも一番人気のある曲でした。

記念館が閉館の時間を迎える17時頃、
村田英雄さんの「♪王将」が2階の部屋で流れます。

『空に灯がつく 通天閣に おれの闘志が また燃える』

今では私の好きな曲になりました。

これからも様々な演歌を耳にするたびに、私は記念館で過ごした日々や一緒に働いたスタッフのことをきっと思い出し、そして少し寂しく感じてしまうかもしれませんが、
これまでの経験を活かし、新天地でも前に進み続けたいと思います。

4月以降は夢劇場など一部ご覧いただけなくなるサービスもありますが、船村徹記念館の営業は続いていきます。
今後ともご愛顧いただけますと幸いです。