Tag Archives: 指定管理者

【スタッフブログ】vol.85「不思議なめぐりあわせ」(なおさん)

「ニコニコ本陣スタッフ通信」vol.85

不思議なめぐりあわせ、

こんにちは、道の駅日光、ニコニコ本陣の直林です。
極めて個人的な話になりますが、ニコニコ本陣での勤務が残り1か月となり、日光に来たことで知り合った仲間たちがお疲れ様会や、送別会といった会を開いてくれるようになりました。本当に有難い話です。都合が許す限り参加させていただいています。

5年前、いや、5年以上前ですね、指定管理事業がスタートする半年前から、視察や打合せなどで日光に来ることが多くなり、本社のスタッフとも何度か足を運びましたが、基本は一人でした。初めのころは市役所の担当課の方、当時の指定管理者の職員との打合せをして、日帰りで帰ることが多く、本格的に泊りで行くことが多くなったのは、年の明けた1月からでした。当時、打合せを終え宿に戻り、さて、何の縁もゆかりもない土地でどうなることかしらと、一人ビールを飲みながら思っていました。

4月になり新しいメンバーとの仕事がスタートすると、日光での生活は日常となってきましたが、やはりどこか借りてきた感じをしばらく持っていたと思います。徐々に、業務上での繋がりから、日々の生活や施設の外での繋がりが増えることで、新しい関係が生まれていきました。

日光での仕事が始まって2年目、日光市内だけでなく、近隣の市町で行われる市民が主体となって行う大小さまざまなイベントやワークショップにかなり頻繁に顔を出すようになりました。いま思えば、この時に出会ったいろいろな活動をしている人たちとの繋がりが、その後の日光での生活に彩りを与えてくれ、そしてかなりユニークなものにしてくれました。

そう、今回、僕が日光を離れることになり、声をかけ誘ってくれるのはそこで出会った仲間たちでした。もう一人でビールを飲み、思案していた当時の僕はいませんでした。そして会場となった飲食店も、僕にとって思い出深いところばかりでした。本当にありがとうございます。素敵な出会いに改めて感謝します。

今日もニコニコ本陣にお越しいただきありがとうございます。今では僕の一番の馴染みのお店となった「食堂ニジコ」、実は、日光に来て初めて入った食堂がニジコさんでした。この不思議なめぐりあわせにも感謝です。

【スタッフブログ】vol.80「スタッフブログ80回目」(なおさん)

「ニコニコ本陣スタッフ通信」vol.80

スタッフブログ80回目、

こんにちは、道の駅日光、ニコニコ本陣の直林です。
昨年12月から始めたスタッフブログが今回の投稿で80回目となりました。そして、僕たちが道の駅日光の公共施設の指定管理事業を終えるまであと35日となりました。ブログを始めたときには残り4か月もあると思っていましたが、あっという間でした。改めてこれまでのブログを読み返してみると、その都度いろいろ悩んだり考えたり、気になった場所に行ったり、気になる人に会い行ったりと、思い出すことがいっぱいです。

ブログは、僕にとって初めての場所での慣れない仕事に試行錯誤をしてきた記録のようで、日光での5年間を振り返る良い機会となっています。もちろん真面目な話ばかりじゃなく、おいしいご飯を食べたり、親しい友人と出かけことも大切な思い出です。

先日、今年度の指定管理事業の通期見込を発表する会議に出席しました。コロナ禍によって思ったように事業を進められない時期が多い5年間でしたが、最終年度の今年、ホールの稼働率はこれまで一番良いものとなりました。これはコロナ禍で活動に制限がかかった2年間に、スタッフみんなで新しい取り組みに挑戦し、決してコンテンツの制作と活動を止めなかったことが成果に結びついたと確信しています。

僕たちがここで活動するのも残り僅かとなりましたが、最後まで制作することと、活動することを止めることなく全力で走り切りたいと思っています。そして、この記憶を僕たちのものだけにするのではなく、きちんと日光の市民の方にもお伝えしていくことが僕たちにとっての最後の仕事だと考えています。

日光市は、市内にある3つの文化会館の機能を再編し、新しい文化会館の新設を、早ければ2026年度の着工を目指すという方針を発表しています。ニコニコホールの運営を5年間行ってきた指定管理者として、これまでの知見を共有し、日光市の文化政策に少しでも寄与できることが、僕にとってのこの事業の振り返りになると考えています。

今日もニコニコ本陣にお越しいただきありがとうございます。今朝の日光連山も美しかった。そして、僕たちは最後まで楽しく走り切ります。ぜひニコニコホールに遊びに来てください、お待ちしています。

 

【スタッフブログ】vol.73「近況報告、2月も折り返しになって」(なおさん)

「ニコニコ本陣スタッフ通信」vol.73

近況報告、2月も折り返しになって、

こんにちは、道の駅日光、ニコニコ本陣の直林です。
早いもので2月も折り返しとなり、僕たちがこの施設で事業を行うのも残り1か月半となりました。事業終了まであと少しとなったそんな僕たちですが、日々、忙しく過ごしています。年明け1月早々から連日イベントを開催し、3月の終了までイベントや催事がしっかりと詰まっています。

1月にはリアル、オンラインでのイベントや企画展が6本、2月には「ファミリーコンサート」「つるしびな展」「PUIPUIモルカーファンアート展」を開催し、この他にも数本のオンライン配信やレコード鑑賞会を行います。この勢いで3月もストリートピアノや蓄音器を使ったイベントを企画しています。これらをスタッフみんなで、企画、制作、運営、販促と怒涛で進め、その合間に、事業終了に向けた業務と次の指定管理者への引き継ぎを行うという日々を送っています。そりゃ「ハァハァ…」ってなりますよね。(笑)

終盤になっても日々追われる毎日ですが、12月から始めた「スタッフブログ」では、これまでを振り返り、改めて見つめなおす機会となっています。5年間というのは長いようで、振り返ってみるとあっという間でした。

今は、日々の業務を進めながらも、これまでの運営を振り返り、施設の運営を通して感じた様々な課題について整理をしているところです。5年間に実施したことを振り返り記録に残すだけでなく、そこから感じた課題を日光市にフィードバックする。ここまでが指定管理者としての役割だと考えています。

このブログにはコメントの機能がありませんので、フェイスブックや管理事務所にお立ち寄りいただき、ブログの感想や、施設の運営についてもぜひコメントをいただけると嬉しいです。

今日もニコニコ本陣にお越しいただきありがとうございます。残り僅かですが、お気軽に事務所にもお立ち寄りくださいね。

 

【スタッフブログ】vol.59「これが最後のコンサート」(なおさん)

「ニコニコ本陣スタッフ通信」vol.59

これが最後のコンサート、

こんにちは、道の駅日光、ニコニコ本陣の直林です。
これまでもお伝えしてきましたように、今年3月でニコニコ本陣の指定管理を終了します。
3月までイベントは行いますが、ニコニコホールでの音楽コンサートは、2月5日(日)の「星降る夜の日光☆ファミリーおはなしコンサート」が最後となります。

コンサートは、星にまつわる歌、お話し、映像を紡ぎ、星降る夜の日光に想いを寄せ、ご家族、お友だち、そして素敵なパートナーと一緒にご覧いただきたいステージです。

出演者は、これまでもニコニコ本陣でのイベントにご一緒し信頼関係を培ってきた須賀由美子さんとTHE BOTANICALS(小川倫生さん・谷津雅子さん・櫛谷結実枝さん・阿部早苗さん)のみなさん、そして、今回、星のお話と音楽に合わせて、サンドアートのライブ実演を行ってくれるのは、日光市在住の画家、香川大介さん。日光明峰高校美術部の生徒さんとのコラボとなります。

コンサートの演出で大切な役割を果たす、日光の素敵な星空の写真を提供してくれるのは、市民写真家、北山建穂さんです。さらに日光市民にはお馴染みのスペシャルゲストも登場いたします。

コロナ禍に取り組み始めたオンラインの取り組みを活かし、会場にお越しになれない方のためにライブ配信を行います。地方の小さなホールですが、これまでにも様々なことにチャレンジしてきました。このコンサートは僕たちのチャレンジでもあり、「新しい公共施設のカタチ」として、みなさんにご覧いただければと思っています。

このコンサートのゴールは、指定管理者の僕たちだけではなく、出演者、観客のみなさま、そしてホールを支えるスタッフ全員で、コンサートを作り楽しむことだと思います。
道の駅日光・ニコニコホールの指定管理者として贈る、最後のコンサートを、ぜひ一緒に楽しみましょう!

今日もニコニコ本陣にお越しいただきありがとうございます。
星降る夜の日光、素敵な一日となりますように。

★イベント詳細
https://www.nikko-honjin.jp/events/event/hoshifurunikko-concert0205

【スタッフブログ】vol.58「公共施設の魅力って」(なおさん)

「ニコニコ本陣スタッフ通信」vol.58

公共施設の魅力って、

こんにちは、道の駅日光、ニコニコ本陣の直林です。
道の駅日光の公共施設部門の運営管理を行って間もなく5年が経とうとしています。
ご存じの通り、道の駅日光はニコニコマルシェ(商業施設)とニコニコホール、そして船村徹記念館からなる複合施設です。

ところで僕たちが運営管理する「公共施設」って、そもそも何なのかを検索してみました。

普通地方公共団体は、住民の福祉を増進する目的をもってその利用に供するための施設(こ
れを公の施設という。)を設けるものとする。(地方自治法第244条第1項)
そして、その要件として以下のような事項が挙げられます。
・ 住民の福祉を増進する目的を持ってその利用に供されていること
・ 普通地方公共団体が設置する施設であること
・ 施設の設置及び管理に関し、条例で定めること

ん?「住民の福祉?」
で、今度は「福祉」を調べてみました。

【福祉】しあわせ。幸福。特に、(公的扶助による)生活の安定や充足。また、人々の幸福で安定した生活を公的に達成しようとすること。

なるほど、住民の幸福を増進する目的で、市民にサービスを提供する。
という理解でしょうか。

公共施設と聞くと、どうしてもその建物そのものをイメージしがちです。いわゆる「箱もの」です。当たり前ですが、箱が住民の幸福を増進するサービスを提供するわけではありません。では、誰がそのサービスを提供するかと言えば、その施設を運営管理する団体、つまり、僕たちのような指定管理者が行っています。となるとサービスの内容は運営する団体、人によってその質も変わってきます。もちろん、条例で定められる貸出業務や管理業務は運営者によって変わることはありませんが、そこに付帯するサービスというものは、やはり違いができてきます。

ハードとしての箱ものの質は、出来上がってしまった後は変えようがありませんが、ソフトとしてのサービスは関わる人によって変化します。つまり、公共施設の魅力を考える時、このソフトの部分を抜きに考えることはできないと思います。それは、これまで5年間、公共施設という「箱もの」の運営をやってきた実感です。そして、町の公共施設の魅力を育てていくのは、決して指定管理者だけでできるものではなく、市民、行政と一緒になって育てていくものなんだと思っています。

今日もニコニコ本陣にお越しいただきありがとうございます。
ここでの指定管理は今年3月までです。最後まで応援をお願いします。