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【スタッフブログ】vol.46「ニコニコホールの自主事業」(なおさん)

「ニコニコ本陣スタッフ通信」vol.46

ニコニコホールの自主事業、

こんにちは、道の駅日光、ニコニコ本陣の直林です。
前回、ニコニコホールの稼働率についてお話ししました。客席数の関係で、収益を目的とした興行は、なかなか難しいという話をしたと思います。とは言え、貸館だけでは指定管理者の収入とならないので、有料のコンサート事業などにもチャレンジしていかなければなりません。

先ず、着手したのがニコニコホールのファン作りでした。
都心型の有名アーティストを招聘したコンサート制作ではなく、テーマ性をもったコンテンツ制作やオンラインを活用しアーティストと施設との関係性を作っていく取り組みです。

そのような考え方で最初に取り組んだのが、平和教育をテーマに制作した「被爆ピアノコンサート」でした。たくさんの方に観ていただきたいと考え無料開催としました。広島から「被爆ピアノ」を運び、日光市から核兵器のない平和な世界を祈り発信しました。出演者もプロのピアニストの他、地元高校生や若手音楽家にも参加いただきプログラムを構成しました。

次に、コロナ禍の2020年にスタートしたニコニコ本陣YouTubeチャンネルで、女声アンサンブル「ミント・フレイバーズ」のリモートコーラスを毎月配信し、日本の美しい歌を2年間にわたり届け続けました。この繋がりを大切にして、2022年8月、ミント・フレイバーズの有料コンサートを開催することができました。

それぞれのコンサートでは動画配信と有料ライブ配信にも挑戦し、地方の公共ホールとして、新しいカタチにもチャレンジすることができました。

これらの取り組みを続けることで、徐々にではありますが、ニコニコホールのファンが増え、次の公演を楽しみにしてくれる声を聞く機会も増えてきたことは本当に喜びです。
さらに、これらの制作をきっかけに、日光市の教育員会からの制作依頼、地元の高校の芸術鑑賞会のアーティストブッキングなど、ホールと地域との関係も深まっていきました。

地方の公共ホールは、今後ますます経営が厳しくなっていくでしょう。正直に言えば、指定管理者だけではこの問題を解決することは難しいと考えています。町に公共ホールを残していくためにも、市民、行政、企画運営者(指定管理者)が、しっかりと町の文化政策について対話する機会を持ち、その町に相応しいホールを育てていくことが大切だと考えています。

今日もニコニコ本陣にお越しいただきありがとうございます。
ニコニコホールにいつも関心を寄せてくださり感謝いたします。
ホールのイベントに、ぜひ足をお運びくださいね。