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【スタッフブログ】vol.68「ZoomからYoutubeへ生配信」(堀田くん)

「ニコニコ本陣スタッフ通信」vol.68

こんにちは、道の駅日光、ホール担当の堀田です。

今回はWebミーティングをYoutubeへ生配信するお話
結構長いです

オンライン公民館やカルチャー談話室のオンライン配信はZoomミーティングを取り込んでYoutubeへ生配信しています。
Zoomはそのまま直接Youtubeへ配信する機能がついていますが、それを使用するとZoomの透かしが入るのでOBSでキャプチャーして配信します。

用意するもの

必ず必要なもの

Youtube配信用のパソコン
Zoom参加用のパソコン(自分が参加する場合)←今回の説明では使いません

あると便利な物

Youtube確認用のスマホやパソコン
音声聞くためのイヤホン

使うソフト

Zoomミーティング(WebミーティングアプリならどれでもOK)
OBS

必要なソフトダウンロード

まず初めにパソコンにZoom(https://explore.zoom.us/ja/products/meetings/)とOBS(https://obsproject.com/ja/download)をインストールします
Zoomは無料でサインアップでとりあえず使えます、OBSは無料です。

ZoomとOBSの接続

OBSとZoomを起動しWeb会議の画面を開きます

OBSにZoomの映像を接続

OBSのシーンを選択→ソース下の+ボタンをクリック→ウィンドウキャプチャを選択→適当な名前を付ける→ウィンドウからZOOMミーティングを選択→うまく映らなかったらキャプチャ方法をWindows10へ変えてみる

OBSにZoomの音声を接続

OBSのシーンを選択→ソース下の+からアプリケーション音声キャプチャ(β版)を選択→ウィンドウからZoomミーティングを選択→音声ミキサーにアプリケーション音声が表示されたことを確認

Youtubeの生配信設定

Youtubeの番組作成

Youtubeホーム画面右上のビデオカメラマークをクリック→ライブ配信を開始を選択→左のタブから管理を選択(文字が出てこない場合は矢印マークをクリック)→CREATE NEWをクリック→適当にタイトルや説明を入れ番組を作成(この辺の詳細はYoutubeのヘルプを見てください)

番組が出来ました
この画面はYoutubeホーム→自分の動画→Youtube Studioが勝手に開く→コンテンツ→ライブ配信タブ選択→確認したい番組のライブ管理画面で見るボタンをクリックでいつでも開きなおせます

YoutubeとOBSの接続

YoutubeとOBSを接続するためにストリームキーと言うのが必要になります

Youtubeのライブ管理画面を開く
→ストリームキーの下に書いてある設定を確認する
→●●●●と隠されているストリームキーをコピーする
→OBSの設定を開く
→配信を選択
→サービスからYoutube-RTMPSを選択
→サーバーからYoutubeのライブ管理画面に掛かれているものと同じPrimary Youtube ingest savreを選択する(Backup~はバックアップ配信用です)
→ストリームキーを使用する(高度)をクリック
→新しく出た空欄にさっきYoutubeのライブ画面でコピーしたストリームキーを張り付ける
→確定を押してからOKを押す
→配信開始ボタンを押す
→Youtubeのライブ配信管理画面へ戻り接続されているか確認する

最後にYoutubeのプレビュー画面がミュートになっていることを必ず確認してください。

開始前と終了のシーンを作る

上記の状態でもZoomをZoomロゴなしで配信は出来ますが開始前の待機中や終了後の余白も欲しいので開始前と終了のシーンを作ります

開始前シーンを作る

シーンの下の+ボタンをクリック→適当な名前を入力(今回は開始前)
→開始前のシーンを選び放送開始前に流したい画像を画面の上の黒い部分へドラックオン
(今回はたまたまデスクトップにあったオンライン公民館の画像を使いました)

シーンに文字を入れる

ソース下の+からテキストを選択→適当な名前を付ける
→テキストの枠へ表示したい言葉を入力(今回は開始までしばらくお待ちください)→フォントや文字のサイズも変えられます
→下へスクロールし文字色等を変更
→たぶん文字がすごく大きいので文字の周りの赤枠を動かしてサイズと位置調整(shiftを押しながら動かすと縦横比が変えられます)

文字に背景色を入れる

このままでは文字が少し見難いので背景の色を変えます

ソース下の+から色ソースを選択→適当な名前を付ける
→色ソースプロパティの色部分をクリックすると色を選べるので好きな色を選ぶ
→サイズはこの後調整するのでそのままOKをクリックし色ソースのプロパティを閉じる
→テキストの上に色ソースが重なっているため文字が見えません、なので色ソースをテキストの下へ並び替えます
→赤枠をドラックしながらShiftを押して変形させます(shiftキーを押さないと縦横比が変わりません)

背景を半透明にする

このままでもいいですがなんかかっこ悪いので色ソースを半透明にします

色ソースを選択し少し上のフィルタをクリックする
→エフェクトフィルタの左下の+から色補正を選択する
→不透明度のスライダーを動かし良い感じに半透明にし閉じるをクリックする

終了シーンを作る

番組終了と同時にYoutubeを停止させても良いのですが終わった後に言わなきゃいけない事を思い出すことがあるので一度終了画面を出してすぐまた配信再開できるようにしています

終了は開始前と同じ画像で文字だけ変えたいので開始前のシーンを複製します

シーンから開始前を右クリックし複製を選ぶ→シーンに適当な名前を付ける(今回は終了)
→終了シーンのソースからテキストを右クリックしコピーを選ぶ
→ソース内のないもないところを右クリックし貼り付け(複製)を選ぶ(参照を選ぶと編集時にコピー元も変わります)
→新しく出来たテキスト2をダブルクリック(または選んだ状態でプロパティをクリック)
→テキスト欄を変更しOKを押す(今回はご視聴ありがとうございました)
→先にあったテキストを右クリックし削除する

配信開始に向けて準備

ここまででZoom~OBS~Youtubeの接続と、配信素材の準備が出来ました。
ここからが本当の配信準備です

シーンを並び替えます

左下のシーンの名前をドラックし使いやすい順番に並び替えます

スタジオモードへ切り替え

次に右下のコントロールからスタジオモードを選びます
今までOBSの画面に表示されていたものが直接Youtubeへ配信されていましたが、スタジオモードを使うことにより次に流すシーンの内容を確認したり配信中に同じシーンを編集したりできます。
今回はZoomが自分一人だけなので画面が真っ暗ですが通常は話している様子などが映っていて確認できます。

 

音声の確認

今回の設定では自分の声はYoutubeの配信へは乗りません
Zoomはハウリングを防ぐために自分の声はスピーカーから出さない仕様になっています。ですので自分の声もYoutube配信へ載せたい場合、ソースへ音声入力デバイスを追加してZoomに使用しているマイクを設定することも出来ますが、PCがZoomかOBSどちらかへしか音声を送れない仕様になっていることが多く、バナナを食べさせたりしないといけないので別のPCやスマホなどからZoomへ参加するのが早くて簡単です。

ですので他の参加者がいる場合は確認が取れるまでしゃべってもらったり、一人の場合はZoomのスピーカーのテスト機能から音を流したりしています。

まずは右側のプログラム画面にZoomのシーンが映るようにします
→音声ミキサー内のアプリケーション音声キャプチャが動くことを確認します。この時普通にしゃべっていて緑から黄色のエリアで動いているとだいたい丁度いいです。
→Youtubeの配信管理画面のプレビュー映像のミュートを解除します、しゃべっている声やテスト音楽を流したあたりの時間で無事音が聞こえれば確認完了です
→再び忘れずミュートにします

配信開始

配信直前のタイムテーブルです
ほんとはこれくらい余裕をもって行いたいですが、いつもなんだかんだで時間通りいった試がありません

時間 操作内容
-00:15:00 OBSからYoutubeへ配信開始(Youtubeのライブ配信開始はまだしない)
-00:10:00 音声チェック後OBSを開始前のシーンへ切り替え
Zoom内では打ち合わせ中
-00:05:00 OBSが開始前シーンなのを確認しYoutubeのライブ配信開始
-00:00:05 5秒前からカウントダウン開始2・1・0は声に出さない
-00:00:01 OBSを開始前のシーンからZoomのシーンへフェード(切り替え)
00:00:00 出演者トーク開始

配信終了

「ありがとうございましたー」や手を振る動作でOBSを終了シーンへフェード(切り替え)
→配信終了したことを出演者へ伝える
→何もなければYoutubeのライブ配信管理画面を開きプレビューが終了のシーンになったことを確認してから右上の赤いライブ配信終了をクリック

もう何十回もやっていて体が覚えてしまっていましたが、文字にするとたいへんです
文字数3700字以上かかりました、最後まで読んでくれた方ありがとうございました。